どんなゲーム?
- 最初から最後まで、史実どおり。陸奥国郡山の安積国造神社に三男として生まれた少年が、婿入り先を飛び出して江戸へ。佐藤一斎の家に住みこむ「学僕」から身を起こし、塾「見山楼」を開き、幕府の学問所・昌平黌の教授として黒船の国書を訳すまで。安積艮斎の70年を、ファミコン風のドット絵でたどります。
- 江戸の学びを、そのまま体験。第四章では、艮斎になって講義をします。悩みのちがう5人の門人に、それぞれ合う言葉を選んでかけましょう。第二章では、学僕として水くみと薪割りをこなし、夜はあんどんの灯りで手本を書き写します。第六章では『洋外紀略』の世界地図で西洋の国々を当て、終章ではペリーが持ってきたアメリカの国書を読みときます。敵は本を食う「紙魚(しみ)のあやかし」。「ナカダルミ」「オソレ」「ウチハラエ」など、学びをはばむ心の影と、言葉で向きあいます。
- 門人帳に、知っている名前が。艮斎の門人帳には2,280人をこえる名が残ります。小栗忠順、吉田松陰、高杉晋作、岩崎弥太郎、前島密……。『ネジ一本の夢』の小栗、『松陰、海をわたる』の松陰も、艮斎の教え子として登場します。最後は「門人帳クイズ」で、ヒントから門人をさがします。各章には、四書五経の書物がかくれています。
安積艮斎ってどんな人?
安積艮斎(あさか ごんさい/1791〜1861)は、陸奥国郡山(いまの福島県郡山市)の安積国造神社の宮司の家に生まれた儒学者です。17歳で江戸に出て佐藤一斎の学僕となり、林述斎にも学んで、24歳で神田駿河台に塾「見山楼」を開きました。文章の名手として知られ、二本松藩の藩校・敬学館の教授をへて、60歳で幕府の昌平坂学問所(昌平黌)の教授となりました。
西洋の国々を紹介した『洋外紀略』を著し、ペリー来航のときにはアメリカの国書の翻訳に、プチャーチンが持参したロシアの国書の返書起草にもたずさわりました。門人帳(福島県重要文化財)には、約2,280人の名が記されています。
全8章
- 序章安積国造神社の三男1791〜1805年 郡山
- 第一章婿入りと出奔1806〜1807年 安積郡
- 第二章学僕1807〜1810年 江戸
- 第三章見山楼1814年 神田駿河台
- 第四章艮斎文略と尚歯会1832〜1839年 江戸
- 第五章二本松・敬学館1843〜1844年 二本松
- 第六章洋外紀略と昌平黌1848〜1851年 江戸
- 終章二千の門人1853〜1861年 昌平坂学問所
あそびかた
- 時間
- 全部で約1時間。章ごとに記録されるので、少しずつ遊べます。
- 操作
- 十字キーで移動、Aで話す・決める、Bでメニュー(どうぐ・わざ・せってい)。
- ふりがな
- 会話や選択肢にふりがなを付けられます。はじめに選べて、Bメニューの「せってい」でいつでも切りかえられます。
- あそびかた
- 「じっくり」はバトルで言葉を選びます。「かんたん」は効く返し方に★が付きます。「おはなしだけ」はバトルなしで物語と決めゼリフを読めます。
- 10問テスト
- タイトルのメニューから、お話をふりかえる10問テストに挑戦できます。
- 図鑑
- 出会った人物と、ことば・もの(学僕、見山楼、洋外紀略、門人帳など)が図鑑にたまっていきます。
史実の部分は資料で確かめられた範囲で描き、伝承や説はゲーム内でもそれとわかるようにしています。根拠にした資料と、史実・伝承・創作の区別は参考資料ページにまとめています。セーブはお使いのブラウザに保存されます。
ゆかりの地をたずねる
- 安積国造神社・安積艮斎記念館福島県郡山市清水台。艮斎が生まれた神社と、門人帳などをおさめた記念館。郡山駅から歩いて行けます。
- 二本松福島県二本松市。艮斎が藩校・敬学館の教授として、若い藩士たちを教えた城下町。
- 神田駿河台東京都千代田区。艮斎が24歳で塾・見山楼を開いた地。
- 湯島聖堂東京都文京区。艮斎が教授をつとめた昌平坂学問所があった場所。